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もうウワサにまどわされない! 紫外線対策で本当に大切な『基本のき』

目に見えないコスメの紫外線対策成分。
本当に効果は出ているの?

暖かくなってくると気になる紫外線対策。昔に比べるとUV化粧品、UV対策用品など技術の発達でより使いやすく有効なものが増えてきました。
沢山ある紫外線対策製品、皆さん有効に使えていますでしょうか?

紫外線対策成分は目に見えず、効果の程をその場で体感することができません。
紫外線による黒化(肌が黒くなる)や光老化(しみ・しわなど)などは時間が経ってから出てくるので、後になって日焼けしていたことに気付き後悔される方もいるかと思います。

ひょっとしたらUV化粧品の効果が下がってしまっているかも?!…ということが無いよう、上手に使う方法をお伝えします。多くの方に嫌われがちな「アノ」成分も味方になってくれますよ!

まずは紫外線対策の復習!


SPF、PAとは?

UV化粧品に表記されているSPFとPA。SPFは数字で、PAは+で表記されます。
SPFは中波長紫外線(UVB)に対し、PAは長波長紫外線(UVA)に対しどの程度防ぐことが出来るか?というものを示しています。UVB、UVA共に皮膚に対し炎症、黒化、光老化(しみ・しわなど)、皮膚がんへの誘発などを引き起こすため、バランスよくブロックしてくれる製品を選ぶ必要があります。

SPF1で日焼けが始まる時間を20分遅らせるという参考数値があります。例えばSPF20なら20×20分=400分(6時間40分)遅らせることができます。
PAは時間での計算は出来ませんが、PA+(UVA防止効果あり)、PA++(UVA防止効果かなりあり)、PA+++(UVA防止効果非常にあり)と+が増えるごとに効果が高くなります。
SPFは最大50+まで、PAは最大++++の表記です。

実際に必要なSPF、PAはどの位?

日常生活(通勤・通学、買い物、散歩等)ではSPF10~20程度、PA+で充分です。レジャーやスポーツなどでより紫外線を浴びる場合には数値が高いものを選ぶ必要があります。

紫外線対策の役割を担う成分は、大きく二つに分かれます

紫外線対策として化粧品に配合される成分は2つ。「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤(紫外線反射材)」です。それぞれ長所・短所があります。自分が欲しい条件がどちらにあるか?を見極め、有効活用しましょう!

紫外線吸収剤

その名の通り、紫外線を吸収して他のエネルギーに変えてくれる成分です。
成分によってUVA,UVBとぞれぞれ対応するものかが分かれます。
化粧品に使われる紫外線吸収剤は32種類で、一般的なUV化粧品では数種類の吸収剤を組み合わせて配合されます。


<代表的な紫外線吸収剤>
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(UVB)
パラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル(UVB)
オクトクリレン(UVB)
エチルヘキシルトリアゾン(UVB)
オキシベンゾン-○(UVB)※○の中は数字
フェニルベンズイミダゾールスルホン酸(UVB)
t-ブチルメトキシジベンソイルメタン(UVA)
ジエチルアミノヒドロキシジベンゾイル安息香酸ヘキシル(UVA)
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(UVB・UVA)
メチレンビズベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール(UVB・UVA)

<長所>
・紫外線防止効果が高い
・伸びが良く、使用感が良い
・白くならない

<短所>
・一定量の紫外線を吸収すると壊れてしまい、紫外線を吸収しなくなるため、塗り直しが必要(中には復活するものもある)
・肌への負荷が高い(刺激がある)

<紫外線吸収剤とうまく付き合うポイント!>


紫外線吸収剤配合化粧品で肌に刺激、本当に紫外線吸収剤の影響?

原因は他の成分かもしれません!紫外線吸収剤は呪文のように長い名前が多いです。そのワケは構造が複雑だから。
ちょっと化学的な話になってしまいますが、紫外線吸収剤の中には「ベンゼン骨格」を持つものが多いです。この「ベンゼン骨格」、生体内にはほとんど存在しません。そのため肌に負荷が掛かります。多くの人にはこの負荷は刺激として感じませんが、肌が弱い人は負荷を刺激として感じてしまう場合があります。
ですが、実は同じ「ベンゼン骨格」を持つ化粧品成分が他にもあります、「パラベン・メチルパラベン」「安息香酸」「フェノキシエタノール」「合成香料」「合成色素(赤色○号、青色○号など)」など。
同じ骨格を持つという特徴からこれらの成分に刺激を感じる人もいます。これらの成分は紫外線対策化粧品にも配合される成分ですので、紫外線吸収剤に刺激を感じると思っていたけれど、実は他の成分に反応していた・・というケースもあります。
刺激を感じた場合は、同じベンゼン骨格を持つ成分を配合した紫外線対策化粧品以外の化粧品で刺激を感じたことがあるか否か?を確認しましょう。

肌が弱い人は紫外線吸収剤を避けるのがベター

紫外線吸収剤配合のUV化粧品を使用し刺激を感じた場合、どの吸収剤が配合されているかを確認しましょう。特定の紫外線吸収剤に刺激を感じている場合もありますので、他の吸収剤に変えることで刺激が無くなる場合があります
それでも紫外線吸収剤に刺激を感じる場合は吸収剤では無く、紫外線散乱剤(紫外線反射材)配合の製品を使用することをおススメします。紫外線吸収剤不使用(フリー)と書いてある製品も多いのでそういったものの中から自分に合う紫外線対策化粧品を見つけるのが分かりやすいです。

紫外線散乱剤(紫外線反射剤)

その名の通り、紫外線を散乱・反射してくれる成分です。紫外線吸収剤に比べると種類はとても少ないです。最近では紫外線散乱剤だけ配合したUV化粧品が多く出てきています。


<代表的な紫外線散乱剤(紫外線反射剤)>
酸化チタン
酸化亜鉛

<長所>
・肌への負荷が低い(刺激少ない)
・紫外線吸収剤のように壊れることが無く、効果が持続する

<短所>
・紫外線吸収剤と比べて紫外線防止効果が低い
・使用感が悪い(すべりが悪い等)
・白くなりやすい

<紫外線散乱剤とうまく付き合うポイント!>


メイクアップで紫外線予防?!
紫外線散乱剤はメイクアップ化粧品にも配合されています!

外線散乱剤として有名な酸化チタンは白色です。「日焼け止めが白浮きする」というのは酸化チタンの色が原因。この白色、ファンデーションの肌色やその他メイクアップ化粧品の色を作るためにも配合されます。そのため、SPF、PA表示が無いこういった化粧品にも紫外線防止効果が少なからずあるのです。
UV化粧品もつけず、全くの‘すっぴん’でいるよりも、軽くお粉を乗せるだけで、何もしないより紫外線防止効果があるということ。お化粧をすると乳液やクリームタイプのUV化粧品を塗りなおすことは難しいですが、粉タイプのファンデーションでマメに化粧直しをすることで紫外線防止効果が上がります。
汗・皮脂などで化粧が崩れやすい夏、マメな化粧直しは将来の美しさにも繋がりますよ!

紫外線散乱剤配合UV化粧品、白浮きしないものの方がUV効果アリ!
但し、総合的に安心が欲しい場合はあえて白浮きを選ぶのも良し!

酸化チタンは粒子が大きい程白色が出ます。最近では白浮き予防のため、粒子を細かくする技術を使い、小さい粒子のものがでてきました。微粒子酸化チタンや超微粒子酸化チタンがそれにあたります。色はありませんが、酸化亜鉛にも微粒子があります。
この粒子が肌の上に乗って紫外線を反射させるのですが、粒子が大きいほど粒子間の隙間ができ、粒子が小さいほど粒子間の隙間が小さいです。隙間と言っても目には見えないごくごく小さいものではありますが、その部分はどうしても日焼けをしてしまいます。より紫外線を防止するには粒子の細かい散乱剤を選びましょう
小さい粒子が配合されたものを見つけるには、成分名で探すか、付けた時に白浮きしないものを選ぶのが良いです。

一部で言われている話ですが、微粒子酸化チタンなどが肌に悪影響を与えるという話。学術的にはハッキリとした報告はありません。現時点では安全性紫外線対策で本当に大切な「基本のき」上に問題は無いと考えられています。但し、粒子を小さくしたことで、元々の酸化チタンとは異なる性質を持つ可能性もあるということから現在、より詳しい調査・研究が続けられています。
美白化粧品のトラブルのように、新しい成分には良くも悪くも未知の部分があるのが実情です。微粒子タイプがどうしても心配であれば、あえて白浮きするタイプを選ぶのも良いでしょう。白の上に肌色を乗せればよりキレイに肌色が出るという効果も期待できますしね!

紫外線散乱剤を活用するには肌コンディションが大事!肌を整え効果UPを狙おう!

紫外線対策というとSPF、PAの数値に目が行きがちですが、肌コンディションによって効果が異なります。UV化粧品を使う前のスキンケアがおろそかにならないよう、夏も冬同様、しっかりとしたケアをしましょう!
次項以降で詳しくお伝えします。

紫外線対策で本当に大切な「基本のき」

UV化粧品、実は足りていないかも?!意外とタップリ付ける必要があります!

UV化粧品のSPF、PAを測定する際、1平方センチメートルあたり㎎塗布した数値で計測します。10cm×10cmの正方形の場合、必要な塗布量は0.2g、数値にすると小さく見えるかもしれません。重さで量が決められていますので、商品によって見た目の量は異なりますが、例えば乳液タイプを手に取った場合、大きめのパール大よりも大きいかな?という量です。実際付けてみるとかなりタップリです。人によってはベタついて気持ち悪いと感じます
10cm×10cmの場合、表面積は100平方センチメートル。女性でも顔の表面積は少なからずこの2倍はあるでしょう。ということは大きめのパール大2つ分は塗る必要があるのです。最近のUV化粧品は伸びが良く、少量でも伸びるので思いのほか少なめに付けている場合が多いです。

数値通りの結果を出すには、測定時と同量を塗っていることが条件です。毎回きっちり重さを量って付けるのは現実的ではありません。ですから、数値を過信しすぎないことが大事です。

忘れてはいけない保湿!紫外線防止効果UPには肌のキメが大事!

UV化粧品を使っても100%紫外線を防止するという保証はありません。少なからず受けたであろう紫外線の影響を出来るだけ少なくするためには肌コンディションが万全である必要があります。肌そのものが持つ力で受けた影響を回復させなければいけません。

室内ではエアコンが当たり前のように使われる現代、夏でも肌が乾燥してしまう条件は多くあります。肌の自己回復力を高めるためにも冬同様、しっかりと保湿、ケアをしましょう。
汗や皮脂で肌が潤っていると勘違いしていて、秋になったらビックリ!…こんなことが起こらないように注意しましょう。

紫外線散乱剤を使う場合は特に「肌のキメ」が大事。お肌の凸凹を無くしましょう!

散乱剤は粉のため、肌に凹凸があると、汗や皮脂で凹みに流れていってしまいます。その結果、ムラができ、散乱剤が流れてしまった部分は日焼けしてしまいます。散乱剤自体は吸収剤と違ってどんなに紫外線を受けても壊れませんのでずっと効果が得られます。
つまり、肌のキメが整い、ハリがあれば散乱剤は付けた時の状態を維持しやすく、より日焼けを防ぐことが可能なのです。肌荒れしていて凸凹ができている肌にUV化粧品を使うより、整った肌で使う方が紫外線防止効果はより高くなります。
しっかり保湿して、栄養を与える。スキンケアに気を遣うことで紫外線効果UPが期待できます。

とは言っても、すぐに肌は整わない…そんな時、どうすれば良いの?
肌を回復させながら紫外線防止効果をUPさせる方法があります!

それは…

ウワサにまどわされないで!
肌荒れの時こそシリコンを味方につけた紫外線対策を!

シリコンと聞くとえっ?と思われる人も多いと思います。紫外線吸収剤のケースでお話した通り、皮膚に負荷を与えるか否かは石油由来か否かということではありません。構造によって異なるのです。シリコンは栄養成分ではありませんが、刺激が少なく、上手く使えばとっても役に立つ優れものなのです。
実は市販のリップクリームや口紅にもシリコンは配合されています。

シリコンで凸凹解消!

化粧下地やリキッドファンデーションなどにもよく配合されるシリコン。理由はシリコンが肌の凸凹を埋め表面を滑らかにしてくれるから
化粧品は薬ではありませんので、肌荒れ改善には時間が掛かります。普段は肌コンディションが良くても、体調不良などで急に肌荒れしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、スキンケアでしっかりと肌荒れ改善をしつつ、シリコンの力を借りてUV効果を減少させない方法を取るのが良いです。
シリコンは栄養成分ではありません。あくまでも一時的な肌質改善です。保湿や栄養成分を与えてあげることを忘れずに。また、きちんと洗顔をすればシリコンも落ちます。夜になったら洗顔をしてシリコンを落とす。これらのルールを守って使いましょう。



紫外線散乱剤を使う場合は特に「肌のキメ」が大事。お肌の凸凹を無くしましょう!

散乱剤は粉のため、肌に凹凸があると、汗や皮脂で凹みに流れていってしまいます。その結果、ムラができ、散乱剤が流れてしまった部分は日焼けしてしまいます。散乱剤自体は吸収剤と違ってどんなに紫外線を受けても壊れませんのでずっと効果が得られます。
つまり、肌のキメが整い、ハリがあれば散乱剤は付けた時の状態を維持しやすく、より日焼けを防ぐことが可能なのです。肌荒れしていて凸凹ができている肌にUV化粧品を使うより、整った肌で使う方が紫外線防止効果はより高くなります。
しっかり保湿して、栄養を与える。スキンケアに気を遣うことで紫外線効果UPが期待できます。

<代表的なシリコン系成分>
シリコーン
ジメチコン
シクロメチコン
アルキルメチコン
シクロペンタシロキサン
など

付ける順番は「シリコン配合化粧下地→UV化粧品→ファンデーション」の順で!

UV化粧品にもシリコンが配合されているものは多いですが、1つに色々な成分を配合するとなると配合量が少なくなってしまいます。よりしっかりと凸凹を無くすためにはシリコン配合化粧下地を活用するのが良いでしょう。
シリコンは汗や皮脂に強いため、化粧崩れ防止タイプの下地には比較的多く配合されています。日焼け止めなどのUV化粧品の前に塗りましょう。

お肌の状態が良い人も夏には役立つシリコン!

元々肌のキメが整いお肌の状態が良い人は、普段はあまりシリコンの力を必要としません。ですが、どんなに整っていても暑い時期は汗や皮脂が出ます。紫外線対策の敵は化粧崩れです。暑い時期だけでも汗・皮脂に強いシリコンを活用し紫外線対策成分がしっかりと働ける環境を整えるのもおススメです。


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